100年を超える歴史のなかで、グリーティングカードやラッピングペーパー、ギフト製品などで人々の生活によりそい「想いをかたちにする」お手伝いをしている 米国発のグローバルブランド「ホールマーク」。
その歴史は1910年に始まります。


1910年

20世紀初頭、ポストカードの流行に後押しされ、のちにホールマークの創業者となる18歳の Joyce Clyde Hall(ジョイス・クライド・ホール / J.C.ホール)が、 ネブラスカからミズーリ州カンザスシティへと移る。

列車から降り立った彼が腕に抱えていたのは、ポストカードの在庫の入ったたった2箱の靴箱と、大きな夢。
YMCAの小さな一室で絵葉書のビジネスを始めた。

1911年

J.C.ホールの兄弟、ローリーもカンザスシティに移り、2人で新たにホール・ブラザーズ社を創設。

1917年

クリスマスシーズンに単色の包装紙を使い果たしたことから、
柄の入ったフランス製の封筒の裏地紙を販売したところ、大ヒット商品として評判に。
その後ホール兄弟はオリジナルの包装紙を開発し、世界ではじめて「ラッピングペーパー」が発明された瞬間となった。

ホールマークの歴史 - 03

1928年

マーケティングの革新者でもあったJ.C.ホール。
金細工職人が品質の証印として使用する「hallmark (ホールマーク)」という言葉に、「品質」の意味だけでなく、彼自身の名前も入っていることから興味をもち、この年から「Hallmark」のブランド名をカードの裏面に印刷する。
広告もJ.C.ホール自らが手がけ、グリーティングカード業界で初めて米国全土へプロモーションを行った。

ホールマークの歴史 - 04

1935年

世界初の店頭ディスプレイ什器「アイビジョン」を開発。
現在のカード売り場の原型が作られた。
社員が休憩時間を取ることのできるアメリカ初の企業の一社となるなど、会社としての在り方も当時革新的なものであった。

ホールマークの歴史 - 05

1939年

アメリカで空前のベストセラーとなったグリーティングカードを制作。
荷車いっぱいに紫のパンジーが描かれており、現在も本国アメリカで販売され続けている

ホールマークの歴史 - 06

1949年

ホールマークの有名な王冠とサイン・ロゴが社内アーティストによって制作された。

1954年

社名を正式にHall Brothers(ホール・ブラザース)からHallmark Cards Inc.(ホールマーク・カーズ・インク)に変更。

ホールマークの歴史 - 06

1960年

世界中で親しまれている漫画、ピーナッツ・キャラクターが初めてホールマークのグリーティングカードに登場。

1966年

ドナルド・J・ホールが社長兼最高経営責任者に就任。

ホールマークの歴史 - 06

1973年

キープセーク・クリスマスオーナメントの導入で、手頃で質の高いデザインのオーナメントをアメリカ国民に紹介。

1982年

"ホールマーク・ホール・オブ・フェイム" が、個人ではなくプログラムとして初めて、全米テレビ芸術科学アカデミーの最高の賞、ガバナー賞を受賞。

1983年

1982年暮れに亡くなった父のあとを継いで、ドナルド・J・ホールが取締役会長に就任。

1984年

「アメリカで働きたいベスト100社」で全米トップ10社に選ばれる。

1985年

75周年記念を会社の歴史、製品、経営理念などを常設展示した「ホールマークビジターセンター」のオープンで祝う。

1991年

J.C.ホール生誕100年を祝し、コミュニケーション資産の獲得と運営を行う新ユニット、Crown Media Inc. (クラウン・メディア・インク)を設立。

1997年

11月 Hallmark Cards, Inc.の100%子会社として
株式会社日本ホールマーク(Nihon Hallmark K.K.)設立。

2002年

1月 ドナルド・ホール・Jr.が社長兼最高経営責任者に就任。

2010年

Hallmark Cards Inc.が創立100周年を迎える。

2017年

株式会社日本ホールマークが創立20周年を迎える。

2019年

マイク・ペリーが社長兼最高経営責任者に就任。
ドナルド・ホール・Jr.が取締役会長に就任。

今日も世界中で愛されている、ホールマークのグリーティングカード

靴箱たった2箱分のポストカードから始まったホールマークの歴史。現在では100ヵ国以上、30言語のグリーティング商品を販売する規模になりました。
プランナー、デザイナー、印刷所、デリバリー、店舗そしてお客様の手へと、カードが出来上がるまでの動画をご紹介します。